アンティーク家具の脚のデザイン

アンティークの脚部には大きく分けるとで彫刻で描かれた物と挽きもの(ろくろ細工)で描かれた物の2つに分かれます。
※ほんとは画像を付けると分かりやすいのですが….そこは文章のみで…

■彫刻の脚
○猫脚(ガブリオーレレッグ)
美しいカーブを描いた曲線美に付根の部位にアカンサスやフット部分に彫刻の入った脚。総称して猫脚というのですが、ほんとは馬の脚や牛の脚、犬の脚などもあります。

○ブルボーズレッグ
ずんぐりとした球根上の形態に浅浮彫りの施された脚。他の呼び名で呼ばれることも多く、「バルボス」「パイナップル」「メロン」などと言われることもあり、15世紀後半頃に好んで使われたデザイン。

■挽きものの脚
○バーリーシュガーツイスト(ツイストレッグ)
棒をねじった様な螺旋型の脚。他の挽きもの細工とは異なり、特殊な技術が必要となる脚部です。17世紀半ばから後期にかけてのトラディショナル様式で好んで用いられました。

○ボビンターニングレッグ(ボビンターン)
球状の糸巻き(ボビン)を重ねた脚。挽きもの細工の技術の向上ととも流行したデザインで、ツイストレッグと同時期に好んで用いられています。

本日は、代表的な脚部についてご照会をさせて頂きました。
まだまだアンティーク脚部には名称がついていることや、モチーフとされた彫刻があったりなど、とっても奥が深いです。

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