スツール、つまり背もたれやひじ掛けのないプレーンな椅子のことですが、シンプルなフォルムをしていることから気軽に使えるものとして人気のアイテムです。多くは1人用ですが、2人用3人用のものもあり、これらはロングスツール、ベンチタイプスツール、あるいはスツールベンチなどと呼ばれたりします。
ここでは、スツールの特長を活かした使い方のほか、サイズが大きくなることによって起きる問題や押さえておきたいポイントについて見ていきましょう。
スツールは自由に遊ばせてみる
スツールの用途は特にこれと決められているわけではありません。
基本的には座るためのものですが、背もたれもないところを見ると長時間座ったままで使うよりは、ちょっと腰かける程度の使い方がふさわしいように思えます。
ドレッサーでお化粧をする際によく使われていますね。あるいは花瓶を飾る台にもなります。スツール自体を置き台として見せてもいいでしょうし、布で覆ってしまえば花を目立たせることもできます。
スツールには背もたれも肘掛もないため収納しやすいことも特長です。
ですが、特に収納場所を決めなくても部屋のどこかに無目的に置いておくというのもいいものです。こうすればちょっと腰かけたいときや踏み台がほしいときにとても重宝します。コンパクトでシンプルなスツールだからできることですね。
おしゃれなデザインのスツールならお部屋のアクセントにもなります。
さて、2人掛け用のスツール・ベンチとなりますと、一転して「大きなもの」となって、1人掛けにはなかった問題が出てきます。
スツール・ベンチはカラーを考えましょう
サイズが大きくなるだけあって、部屋での存在感が増します。
それゆえ、全体との調和というものに与える影響も大きくなります。気に入ったモデルがあったとしても、部屋に置く以上は全体とのカラーバランスを考えなくてはなりません。できれば部屋全体のメインとなるカラーを決めてそろえていければいいですね。
ある程度の大きさのものになると簡単には移動できないものなので、購入前によく考えて決めておきたいものです。
3次元でイメージしてみましょう
家具を配達してもらったのはいいけれど玄関のドアを通らなかったなどというのはともかくとして、部屋に置いたら想像以上に大きかった、というのはよくある話です。電器店でテレビを購入して部屋に設置したら、店頭で見たよりも大きくて驚いたという経験された方も多いかと思います。
これは、部屋に物を置いた場合、高さがあるほど圧迫感を感じさせ、低いほど部屋が広く見えるという原則によるものです。「大きすぎる」という部屋での圧迫感は、どちらかというと面よりも高さによって決まってくるんですね。
実際の店舗ですと、スツール・ベンチに腰かけたり横たわったりすることで、自分の体との対比や目線を基準にしてある程度のサイズ感をつかむことができます。通販の場合は、分かるのはサイズのデータだけですから、たとえば部屋の間取り図を書き起こしてスツール・ベンチの配置レイアウトを考えたりします。しかし図面は平面(2次元)にしかすぎませんので、それをもとに立体(3次元)をイメージしてみましょう。図面を見ながら実際にスツール・ベンチを置く場所でイメージしてみると結構具体的に見えてくるものです。
ここで別なヒントなのですが、このように大きなスツール・ベンチでも同サイズのソファと比較した場合、背もたれやアームがない分だけ、空間が広く見えることになります。
ということで、部屋のスペースとの兼ね合いでソファの購入に悩んでいる場合、スツール・ベンチにすることで問題が解決するかもしれません。同じ床を占有したとしても、受ける印象はだいぶ異なるのではないでしょうか。
目的に合ったスツール・ベンチが見つかります
ロイヤルソファズでは、1人掛けから3人掛けまで、アンティークスタイルのスツールをご用意しています。フォルムやカラーも様々ですので、お部屋で邪魔にならないように収納しておきたい、あるいは、インテリアの主役として置いておきたいなど、いろいろなご希望に添えるラインアップとなっています。