アームチェアは文字どおり肘掛けがついた椅子のことです。では、シングルチェアにアームがついただけのものであるかというと、そう単純なものでもなさそうです。
デザインの面でもアームの有無でチェアの雰囲気が変わりますし、実用面においてもアームがつくことでシングルチェアにはなかった用途が生まれてきます。
ここではアームチェアの魅力を再確認するとともに、新たに購入を考える際の注意点などについても見ていきたいと思います。
アームチェアの魅力
リラグゼーション効果
1日のおしまいにゆったりとくつろぐパーソナルチェアとしては、やはりシングルチェアよるはアームチェアがふさわしいでしょう。
リラグゼーションの場においてのアームの効用は意外と大きいものです。腰かけた体の両サイドにアームがあるというだけで、人は無意識のうちに体を守られるという安心感を感じています。
「アームレスト」という言葉のとおり、両手を休めることができるだけで、肩、背中、ひいては体全体が感じるリラックス度が大きくなります。
高級感といってはオーバーな表現かもしれませんが、同じチェアでもアームがつくだけで、チェアとしてのフォーマル感ができあがるというか、いくぶんカジュアルさが薄まるような印象を与えてくれます。
アームチェアの用途で考える購入前の確認事項
このようなアームチェアですが、アームが付いているがゆえの制限事項(?)もあります。購入を検討される場合にはご注意ください。
読書用の場合
ちょっと腰かける程度なら問題ないのですが、長時間座って読書をしたいというような場合は、アームの高さが重要になります。アームが高すぎると肩が緊張して肩こりの原因となったり、低すぎると無理に腕を下すことで腕が疲れたりするのです。
理想的な高さはどれくらいかいいますと、座った状態で自然に腕を下し、ひじよりも少し高いくらいの位置とされています。
通販では現物に座って確認できませんので、ふだん自宅で座りなれたチェアに腰かけて理想の高さを割り出し、ショップに問合せるというのも方法かと思います。
テーブルとの組合せの場合
テーブルにセットするチェアをアームチェアにすることもあります。この場合もアームの高さが重要になります。
アームなしシングルチェアの場合は問題ないのですが、アームチェアではアームが邪魔をしてテーブルの下に収納することができないということもありえます。事務用チェアですと座面高を調整することができますが、アームチェアではそうもいきません。
あらかじめ購入前にテーブル天板(の底面)の高さを測り、アームチェアのアーム天面までの高さがそこに納まることを確認しておくひつようがあります。
アームチェア背面のスペース
アームがあることによる動作の制限は、アームチェア自体の設置スペースにも影響します。
椅子から立ち上がる場合を考えてみましょう。シングルチェアの場合ですと、たとえば体をひねって左右方向に立ち上がることができます。しかしアームチェアでは左右が閉ざされているため、どうしても正面方向にしか立つことができません。
必然的に、「椅子を後ろに引く」ということになります。着座する場合も同様です。
テーブルにアームチェアをセットした場合、後方には立ったり座ったりするためのスペースがじゅうぶんにあるでしょうか。難しいようであれば、アームなしのシングルチェアにしておいた方が無難です。
また、重さもチェックしておきましょう。ズッシリとしたアームチェアですと、立ち上がる際に力を使うことになります。
最初の1脚はロイヤルソファズで
ロイヤルソファズでは様々なバリエーションのアームチェアをご用意しています。いずれもデザイン、素材とも妥協せずに作り上げた逸品ばかりです。
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